上大岡のやさしい歯医者 : 〒233-0001 横浜市港南区上大岡東2丁目42-22

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上大岡のやさしい歯医者 上大岡にしだ歯科クリニック

症状別一覧子供の矯正

子供の矯正について

お子様の矯正を始める時期

お子様の矯正は早ければ4~5歳くらいから始めることもあります。矯正治療自体は早ければ早いほど、骨の成長を見極め、顎の成長をコントロールしやすくなります。お子様の成長はそれぞれで、また抱える問題もそれぞれです。

当院では一般診療と連携をして治療を行っておりますので、まずはお子様が歯医者に慣れ、ちゃんと治療用の椅子に座り、しっかりお口を開けて口の中に器具が入るのが怖くないようにしてあげることが大切だと考えています。

歯医者を怖がるお子様のために

いざ矯正を始めたいと思っても、5歳、6歳くらいになってから、初めての歯医者になると怖がってしまうケースも多々あります。まずは、物心つく前から歯医者に行く習慣をつけていただき、通常の定期健診の際に、その都度歯並びをチェックし、歯並びが悪くなる兆候(指しゃぶりがやめられない、下唇を噛む癖がある、口を開けている癖がある)などを見つけていければと思っております。
できればご両親共に通っていただけると、お父さんお母さんが背が高ければお子様も背が高くなるのと同様に、今後の成長の予想が立てやすくなります。


お口の中を綺麗に保つ習慣が大切

成人矯正にも言えることですが、「ただ、歯並びを良くする」ではなく「しっかり健康な歯、歯茎の状態を維持して歯並びをよくする」ことが大切だと考えています。
矯正の器具が入れば、確実に歯ブラシはしづらくなります。歯は綺麗に並んだけれども、虫歯でボロボロ、歯周病で歯がぐらぐらでは意味がありません。そのためにも、まずは歯医者に行くことに慣れ、保護者の方にも仕上げ磨きなど協力していただき、お口の中を綺麗に保つ習慣をつけていただく事が大切です。

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子供の矯正治療の重要性

お子さまの未来のために

アメリカをはじめ世界各国では矯正は当たり前に行われています。一体なぜでしょう?

その理由は、アメリカなどでは日本のような医療保険制度がなく、医療はすべて自費だからです。虫歯の治療、歯周病の治療...。すべて自費でお金がかかります。
歯並びが悪ければ、汚れが溜まりやすく、虫歯、歯周病のリスクが上がることを理解しているからです。将来かかる可能性のある医療費を考えれば、子供のうちに矯正を行い、定期健診で口の中を良い状態に保つことが、医療費を抑えることにつながるからです。

また、歯並びが悪いと、例えばヨーロッパではドラキュラを連想するなど、世界各国では文化的に歯並びが悪いのを嫌う傾向にあったり、ビジネスの場面でも影響すると言われています。お子様への矯正は、将来かかる医療費、そして大人になって世界に目を向けたときに恥ずかしくなく立ち振る舞うためにとても重要です。

子供の矯正の治療期間について

ケースにもよりますがお子様の矯正治療の場合、器具を付けている期間は2,3年程度ですが、成長とともに治療を進めていくので、長い目で経過を見ていく必要があります。


◎時間がかからないケース
・奥歯のかみ合わせが正常で、ガタガタが少ない場合
・奥歯のかみ合わせが正常で、隙間が少ない場合
これらでは比較的治療が早く終わる可能性があります。
しかし、お子様の口の中はどんどん成長して状況が変わるので、見た目が綺麗になった後も、引き続き経過を見た方が良い場合もあります。
×時間がかかるケース
上下の顎の骨の成長量の差が大きいものは、成長の速度、成長の時にかかる力を利用して治療を行っていくので、経過をみる部分も含め治療期間が長くなる可能性があります。

 

 

 

1期矯正

1期矯正ではまず混合歯列期(乳歯から大人の歯に生え変わる時期)に前歯をしっかり並べる事、また顎の骨の成長をコントロールすることをメインで治療を行っていきます。

 

1期矯正で利用する装置

緩速拡大装置(クワドヘリックス、バイヘリックス、床拡大装置)

急速拡大装置

その他(フェイシャルマスク、リンガルアーチ、バイオネーター、フレンケル、マルチブラケット等)

口腔内の状況、顎の骨の成長度合い、また、お子様の性格やご家庭でのサポートの状況によっても、選ぶ装置は変わります。

 

 

●1期矯正の治療の流れ

1. 無料カウンセリング

最初のカウンセリングは無料で受けていただく事ができます。
もちろん初診で最初からカウンセリングもできますし、すでに当院受診中の方は定期健診の際に歯並びが気になってくるようであればいつでも、無料でカウンセリングをさせていただきます。
カウンセリングでは問診を行い直接お口の中を拝見させていただき、だいたいの治療方針や矯正装置の種類、金額、期間などをお話しさせていただきます。

※詳細は検査、分析をする必要があります。もし、普段から通われている「かかりつけ歯科医院」などが無いようであれば、このタイミングで、一般診療の定期健診を受けることをお勧めします。
虫歯、歯周病などがあると矯正ができない可能性がございますので、後の「4. 治療開始」までに当院もしくはかかりつけ歯科医院で虫歯、歯周病のチェックをしましょう。

 

2. 検査

無料カウンセリングの後、実際に矯正を始めていくとなったら、まずは検査です。
何が原因なのか?歯が大きいのか小さいのか、顎が大きいのか小さいのか、もともと永久歯の欠損があるのか?
この検査によってその後の治療が大きく変わります。

・矯正専用のレントゲン(セファログラム)
・診断用模型の作成
・現状の口腔内の写真撮影

を行います。
また必要に応じて、埋まっている歯の状態を確認するためのCT、体の成長のピークを探るための手のレントゲンなどをとります。

 

3. 診断

検査で得られた情報を元に分析を行い、より詳しく治療の方法や種類の提案をさせていただきます。
分析した結果はわかりやすくまとめてお渡しいたします。この診断結果を元に、実際にどういう方法で矯正治療を進めていくのか?またそれに伴う金額、いつ始めて行くのかなどを決めていただければと思っております。

 

4. 治療開始

診断結果を経て、実際にプランが決まったら治療の開始です。ただし、この時点で、虫歯、歯周病、その他の治療が終わっていないと、矯正治療は始められません。
また、ひどい虫歯がある場合は抜歯の可能性も出てきます。それによっても矯正の治療方針が変わりますので、「1. 無料カウンセリング」を行い、矯正を考え始めた時点で一般診療の虫歯、歯周病のチェックをしましょう。

 

5. 保定(経過観察)

1期治療では歯並びが悪くなる原因となりやすい前歯の歯並びや、大人の歯の大きさを予想し、顎の骨の幅を広げたりして治していきます。1期治療をすることにより、その後生えてくる奥歯まで自然と綺麗に歯が並ぶ場合もありますが、全体的に大人の歯が生え揃った時にどうなるかはまだわかりません。

そのため経過観察を行い、その後も様子を見る必要があります。この経過観察中に場合によっては咬合誘導(歯の大きさを問題のない範囲で調整)させていただき、大人の歯が並びやすいようにすることもあります。
もし、1期治療でしっかり歯が並びきらなかったりする場合は2期治療に移行していきます。

 

6. メインテナンス

定期健診を行っていきながら、1期治療後の経過観察をしていきます。虫歯が見つかった場合は当院の一般診療の方でケアをさせていただきます。

※もとからかかりつけ歯科医院のある方は治療依頼書を書かせていただく事がございます。

 

 

 

2期矯正

1期矯正で顎を広げたりすることにより、それだけでスペースができてしっかり歯が並ぶこともありますが、すべてのケースで1期矯正で歯並びをコントロールできるわけではありません。

2期矯正では1期矯正後、大人の歯がすべて生え揃って(13,14歳くらい)から、全体のかみ合わせを整えます。
内容としては成人矯正とほぼ同じです。

 

2期矯正で利用する装置

マルチブラケット装置

加強固定装置

マウスピース矯正など

 

 

●2期矯正の治療の流れ

1. カウンセリング

当院で小児矯正の1期治療を行っている場合は、定期健診や、経過観察の時にその都度、必要があればカウンセリングを行わせていただきます。
他院にて1期治療後はまずは無料カウンセリングから行わせていただきます。

 

2. 検査

今後の治療計画を立てるために、検査を行います。

・現在の口の中の状態
・矯正用専用レントゲン(セファログラム)
・診断用模型の作成など

当院で1期治療を終えている場合でも、骨格の変化などもありますので、再度検査を行います。
費用は¥10,000で再検査を行います。他院にて1期治療を終えている場合は通常の検査料¥30,000の費用がかかります。

 

3. 診断

検査で得られた情報を元に分析を行い、より詳しく治療の方法や種類の提案をさせていただきます。
分析した結果はわかりやすくまとめてお渡しいたします。この診断結果を元に、実際にどういう方法で矯正治療を進めていくのか?またそれに伴う金額、いつ初めて行くのかなどを決めていただければと思っております。

※当院にて1期治療の場合
例えば、「マルチブラケット法(¥700,000)-1期治療(¥350,000)=2期治療の費用」

他院で1期治療の場合はほとんど成人矯正と変わらないため、基本は全額となりますが、歯並びの度合いにより、費用は要相談とさせていただきます。

 

4. 治療開始

治療のプランが決まったら実際に矯正治療開始となります。
治療は成人矯正に準じますので、マルチブラケット、マウスピース矯正、裏側(舌側)矯正などと同様に進めていきます。

 

5. 保定

矯正によりかみ合わせが安定したら、保定をする必要があります。
保定を行わないとせっかく並んだ歯並びが崩れることがあります。裏からワイヤーで固定にするのか、リテーナーにするのか、ケースによって決めていければと思います。

 

6. メインテナンス

歯並びが悪かったころに比べれば、そして矯正治療中に比べれば、清掃性は格段に上がりますが、それで絶対に虫歯、歯周病にならないわけではありません。
また、保定の種類によっては部分的にメンテナンスがしづらい部分もあるかと思いますので、長い年月をかけてせっかく並んだ歯を虫歯、歯周病にしないようにケアをしていきましょう。

 

 

治療期間について

治療期間は状態にもよりますが、1期治療後経過を追っているのであれば、ある程度歯が並んでいる状態なのでおそらく1年程度かと思われますが、体の成長が止まるまでは経過を見させていただく必要があります。
2期治療で抜歯治療に移行する場合は2~3年程度かかることもあります。

 

 

 

子どもの癖が歯並びに及ぼす影響

指しゃぶり

4歳くらいまでの指しゃぶりは許容できます。しかし、それ以降指しゃぶりが長く続くようなら歯並びに影響が出てくる可能性があります。
指しゃぶりにより、上の前歯は外側に力がかかり、下の前歯は内側に力がかかるので出っ歯、もしくは開咬(奥歯で噛んでも前歯がかみ合っていない状態)になります。また、指をしゃぶることで、口の中が陰圧(頬の内側に圧がかかる)ので側方歯群(真ん中周辺)も内側に生えてくる可能性が高くなります。

 

口呼吸

本来、口は食べ物が入る器官、鼻が呼吸をする器官です。アデノイドなどで鼻呼吸がしづらかったり、癖があると口呼吸になります。この口呼吸が続くと、出っ歯になる傾向があります。
口呼吸になる原因が扁桃腺の肥大などの場合は、耳鼻咽喉科などで処置が必要な事もあります。

 

歯ぎしり

歯ぎしり自体で歯並びに影響はほぼありません。しかし、歯並びが悪いと歯ぎしりをしたときにスムーズにスライドできず、その分歯に力がかかるため歯に影響(歯根膜炎、破折など)が出やすくなります。
正常な顎で横に動かすと、犬歯同士があたり、奥歯は浮いた状態になります。過蓋咬合(噛みこみが深い)と下顎が上顎に隠れてロックされたような状態になるので、うまく歯ぎしりができずに歯に負担がかかりやすくなります。
また、開咬(前歯が噛んでいない状態)の場合は歯ぎしりはできますが、本来横の動きに強い犬歯で受ける力を、横の動きに弱い奥歯で受けることになるので、奥歯及び顎関節に負担がかかりやすくなります。

 

頬杖

頬杖をしていると、習慣化して片方に力がかかるケースが多くなります。矯正の立場としても顎の成長に影響を及ぼしますし、一般診療としても、顎関節症のリスクが高くなります。
頬杖程度で顎が?と思う方もいるかと思いますが、スピードスケートの選手は幼少期より、反時計回りのリンクで練習を行っており、遠心力で体は右に力がかかります。どこまで影響があるかはなんとも言えませんが、スピードスケートの選手は顎が、右に歪んでいるケースが多いのも事実です。また、バイオリンも基本的に左の顎で楽器を支えるため同じように力がかかりやすいと考えられます。

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