虫歯治療

・宿主要因（歯）
・細菌がいること
・糖分
・時間
この４つがそろわないと虫歯にはなりません。

歯が原因

生まれつきの象牙質形成不全や、歯の石灰化不良をおこしている場所は虫歯が進行しやすくなります。

細菌の問題

細菌がゼロなら虫歯にはなりません・・・が、実際常在菌とのバランスがあるので、細菌を完全にゼロにはできません。
また、細菌の割合も虫歯になりやすさの原因になります。 細菌の割合は子供のうちに決まります。 「子供の歯は生え変わるから大人の歯が生えてきてからしっかりすればいいや」 と思っていませんか？ 子供の頃にできた菌の割合は、その後もほとんど変わる事がありません。 子供の頃に虫歯が多い人は、その後も虫歯が多い事がほとんどです。

糖分の問題

細菌の餌になる糖分がなければ虫歯にはなりません。
しかしこれも完全に無くす事は難しいです。

時間の問題

上記の３つの要因は完全に無くすのは無理です。
しかし、ここが一番コントロールしやすい場所です。 ポイントはブラッシングと、物を食べるタイミングです。
なぜなら・・・ プラークコントロール（つまり歯ブラシ）をすることによって糖分を減らし、菌の量を減らす事ができるからです。

物を食べるタイミングについて

おやつ、決まった時間にあげていますか？ おやつ自体は問題ありません。（もちろん控えるに越した事はありませんが、、、）甘いものも食べても良いです。 問題なのは時間を決めずにだらだら食べる事です。

当院では痛みだけでなく、患者様の不安に対しても極力対処できるように努力をしております。
まずはしっかりお話をして不安な事をお聞かせください。

C0

特徴

歯の表面が、白く白濁、茶色くなりますが、穴はあいていません。痛みもありません。

治療内容

フッ素やブラッシングなどで経過を見ます。

C1

特徴

歯の表面のエナメル質まで穴があいている状態。この状態までであればまだ痛みは出ません

治療内容

虫歯の除去を行い、レジン（プラスチックの材料）でつめる。エナメル質までしか進んでいなければ痛みはないので麻酔は必要ありません。

C2

特徴

エナメル質の下、象牙質まで虫歯が進んだ状態。
食べ物が詰まると痛みがでたり、冷たいもの、甘いものでしみるなどの症状が出てきます。 だたし、歯と歯の間で進んだ虫歯は直接食べ物、飲み物があたらない事が多いので、痛みに気づきずらいこともあります。

治療内容

レジン（歯科用のプラスチック）で詰めるか、大きくなれば、一部分金属で被せる事があります。被せ物を白くしたい場合は保険外となります。

C3

特徴

虫歯が進行し、歯髄（神経）にまで達して激痛、しみるなどの症状が出ます。

治療内容

虫歯を除去し、神経を抜く処置を行います。何回か根の治療をした後、被せものを行います。

C4

特徴

虫歯が進行して、歯冠（歯茎の上に白く見えている部分）がすべて無くなり、根しか残っていない状態

治療内容

基本的には抜歯です。
・義歯
・ブリッジ
・インプラント
どうしても残す場合は、部分矯正で歯根を引っぱりあげて治療を行う事があります。
※程度にもよるので全てのケースでできる訳ではありません。
※ただし、これは保険外の治療となります。