PMTC
PMTCについて
PMTCとは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」の略称で、歯科医師や歯科衛生士などの専門家が専用の器具や機械を用いて、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)やバイオフィルム、着色などを徹底的に除去する歯科クリーニングの事で予防歯科を行う上で必要な処置となっております。

当院のクリーニングについて
保険のクリーニング
保険のクリーニングは歯周病の検査を元に保険の範囲内で認められている最低限の歯肉炎、歯周病の治療です。
“ただ汚いからクリーニングをする”ではなく、虫歯と違い痛みの出ない歯周病では、検査を行うことによって、歯周病の進行度合いを知ることができます。
基本的には全ての方にとって必須の処置であると考えています。
通常は肉眼にて行われている処置ですが、当院では保険の診療であっても歯科衛生士、歯科医師ともに6倍以上のルーペ(拡大鏡)にて処置を行っています。
※多くの歯科医院様では肉眼での処置が一般的で、歯科衛生士が使用している場合でも、2.5〜3倍程度が多いです。

当院では3種類のPMTCを
ご用意しております。
1. ベーシックメンテナンス
ベーシックコースで行うPMTCでは「大切なイベントの前にとりあえず汚れを落としたい」、「保険の定期検診の間に綺麗な状態を保ちたい」という方のためのメニューです。
通常の歯石除去に加え、パウダークリーニング、歯肉マッサージを行います。
※6倍以上のルーペを必ず使用します。
※歯周病の検査は行わないため、通常の保険の定期検診の代わりにはなりません。
※当院で矯正治療中の方は半額にてご案内させていただいております。

2. マイクロスコープメンテナンス
マイクロスコープメンテナンスで行うPMTCでは「定期検診で毎回汚れを指摘されてしまう」、「歯の磨き方を改善したい」という方のためのメニューです。まずは汚れの染め出しを行い、マイクロスコープにて我々と同じ目線で汚れのつき方を確認していただき、その部位ごとにブラッシングの練習をしていきます。
その後、拡大視野にて歯石除去、パウダークリーニング、歯肉マッサージを行います。
当院の治療理念は「原因を考えた上で、その後の治療とケアを考える」ということです。口腔内のトラブルとなる、虫歯、歯周病の原因の多くは汚れ(細菌)です。

歯医者に来た時だけ口の中が綺麗になればいい訳ではなく、日常的なブラッシングができていないと、その原因(細菌)を取り除くことができません。理想を言えば、歯医者にクリーニングに来なくていいんです。
自らしっかりとした掃除ができていれば・・・
実際には色々な歯並び、矯正中、治療の後のケア、それぞれの事情があり、全て自分で全部掃除は難しいかもしれません。
厳しい言い方かもしれませんが“磨いている”のと“磨けている”のは違います。だからこそ、自分の苦手な部位をしっかり知っていただき対策することはとても大切であると考えています。
一緒に頑張りましょう。
※歯周病検査は行わないため、普段から当院に通っていただいており、歯周病の程度がある程度把握できている方が対象です。
初めて当院をお越しいただく方はまずは、保険の診療でレントゲン、歯周病の検査を行い、基本的な処置をしていただく事をお勧めしています。
3. スペシャルメンテナンス
一言にPMTCといっても、患者様には色々な状態の方がいらっしゃいます。虫歯、歯周病ともに汚れ(細菌)が原因ですが、厳密にいうと細菌の種類が違います。なので、患者様によって、虫歯の傾向が強いのか?歯周病の傾向が強いのか?が異なってきます。そのためコースではそれぞれの患者様にあったオーダーメイドの処置を行なっています。
また、このコースでは顕微鏡認定衛生士、又はそれに準ずるスキルのある衛生士のみのコースとなっております。
高い技術、様々な機材を適切に使用し、それぞれの患者様の状態にあった、ベストな処置を組ませていただきます。

最後にマイクロスコープで撮った写真を元に、オーダーメイドのセルフケアシートをお渡しするようにしております。
過去に多くの歯を治療されている方で、ご自身でのケアだけでは難しい方にお勧めさせていただいております。少しでも歯を残していけるようにしましょう。
PMTCを受けるメリット
通常の保険のクリーニングではできない、パウダークリーニングにより、より細かく、より綺麗に汚れを落とすことができます。綺麗に汚れが落ちることにより、虫歯、歯周病の予防はもちろん、審美性の向上、口臭予防につながります。また、二次的なメリットとして、将来的な医療費の削減、良好な対人関係の形成も期待できます。
ある保険会社のデータでは予防歯科でケアをしている方とそうでない方の将来的な医療費の差は1,600万円とも言われています。歯周病は様々な全身疾患との関係が示唆されています。健口は健康に繋がります。

また、メラビアンの法則より、人が相手に好意を抱く際、その情報のうち55%が表情などの見た目、38%が声の調子や大きさなどの聴覚情報と言われています。仕事や、人間関係を考えた時、くすんだ歯、口臭のある人との会話、皆さはまどう思われますか?
PMTCの頻度
当院では、サイレントキラーと言われる痛みが出ない歯周病のケアにおいては、まずは保険診療の際にしっかりと歯肉炎の検査やレントゲンの撮影を行い、今の状況を把握した上で処置を行なっていくことが大切だと感じております。
なので、気になる方は3〜6ヶ月の間の定期検診の合間にPMTCを受けていただくのが良いと思われます。

定期検診の際によく汚れを指摘される方、また、歯並びが悪い方、矯正をされている方は、もしできるなら月に1度のケアを考えてもいいかもしれません。
歯周病の原因となる歯石は2〜3日ででき始めてしまい、1週間もすると完全に固くなってしまします。PMTCを行うことで歯がツルツルになり、汚れが付着しにくくなりますので、リスクの高い方はぜひご検討いただければと思います。


